2000.12.29〜30
「コ」59号作戦
またオレは東京に戦いに行く
あーあ、また来たよ、アレが（って嫌なんかい）。っていきなり後ろ向きだが、自分でスペースだしてからは全然遊べなくなってしまった。ま、今回も前日入りしてその分遊ぶことにする。
新コインは危険な香り
儀式として買い物用に500円玉を1本用意し（めっきり使わなくなったが）、コミケの準備につり銭用の小銭などを用意する。で、問題なのは100円玉1本。10枚ずつ仕切りのあるコインケースに入れ変えて梱包するつもりだったのだが、どういうわけか全部はいらない。およ？おかしいなーとよく見ると、全部平成12年の刻印で、ピカピカ。どうやら造幣局謹製出来立てほかほかだったらしい。っていうか、すり減らなきゃ入らないのか!?それではいらないっつーのもおかしいような気もするが!?。
んじゃぼちぼち行きますか
ってことで、0445起床。てけとーに準備を済ませ、朝一番ののぞみで上京。途中静岡あたりでちょっと寝たら、新横浜を過ぎてしまった。何だかまたまた損した気分だ。
当初は京浜急行の2100型「ドレミカー」を堪能するつもりだったが、2号機の強化を図りたいということで、SIMMメモリ搭載可能なBabyATマザーボードとSocket7（でなくてもいいのだが、このM/B規格ではまず無い）CPUと中古のエクセルサーガのCDを探しに秋葉原へ向かう。
駅前の関西には無いファーストフードで飯を食い、アキバ探索。ツボを知らずに歩くもんだで効率が悪いことこの上ないが、やはりタマ数が無いようで、babyATのある店は1件のみ。それもDIMMスロット併設型でSIMMとの併用が効くかどうか不明なので買わず。エクセルのCDも結局見つからず、何も買わないまま朝飯食ったとこで昼飯食って有明へと向かう。
大江戸線に乗ってみたかったが、どう考えても経路に含めるには無理があるので…っていうか、東京の地下鉄ってあれだけこんがらがってるくせに行きたいところに思いどおりに行き着けない…いつもどおり京浜東北線から有楽町線乗り換え（京葉線は1キロ近く歩かされるからイヤなのよ）。パスネット導入でようやくプリペイドが使えるようになった東京臨海高速鉄道でビッグサイトへと向かう。
1時間
有明に到着、今回奇跡的に取れた有明ワシントンに荷物を置き、会場へと向かう。とはいえ、今回はマジでチェックが少なく、並ばなければすぐにおひらきになりそうだった。事実六道神士氏のスペースはすでに閉店、もうひとつ外周のサークルは列が長かったので並ばず。他も行列があるところは全く無視状態で、ヤル気の無さが伺える。で、結局頭文字Dのギャグ関係に集中砲火を加えて壊滅せし後、会場をあとにし、駅近くの喫茶店でカフェ・ラテをすすり時間を潰して宿舎に帰投。会場での作戦時間1時間。回を追うごとに購買意欲が失せてくるなあ。
明日への心得その一
部屋でしばらくﾎﾞへーっとしたあと…って、こんなにノンビリするのは今年初めてじゃなかろうか…ロビーで日鉄連と合流、ホテル最上階の鍋料理屋で前祝い。景色はよかったがそんなものに感心するのは数秒で、大声で騒いだのでさぞや迷惑だっただろう。上品な店なのにな。
その後部屋に戻ってあれやこれやとくっちゃべるが、明日があるので11時過ぎには部屋に戻る。ええこちゃんだ。まあ本間のええこちゃんは徹夜組の前で「うわっここ暗いなーなんか明かりはないかなー」ってサークルチケット燃やしたらおもろいやろうなーとか言わんけどな。
余談だが、備えつけのひげ剃り。なんか血が止まんないなーと思ったら、皮膚の表皮を5mm四方削ってくれていた。切れ味抜群貝印！侮りがたし貝印！もうちょっとでフロントに「うをーっ血がとまんねー！」って電話するところだったぞ！血止めに使ったティッシュがくっついて落ちません！
嵐の前の静けさ
0615起床。身仕度を整え、窓から下界の様子を伺う。ワシントン宿泊者のみ口にできる呪文「愚民共め」は独り言にとどめておいて、1階のレストランへを向かい、今まで体験した中ではかなり良い朝食バイキングを堪能する。はひ、コーヒーが美味いわ。コミケに来ていて朝こんなにノンビリできるのは初めてだ。でもなあ、あと数時間で戦いが始まるんだよなあ…
ニイタカヤマノボレ
前回の実績から、今回は壁配置だ。しかし、思ったより狭い。本と荷物で歩き場所の確保すら難しい。開店前の準備中から挨拶に来てくれる方がいたり、何やったらええかわからないで結構忙しい＜普通そうは言わない。すでに前で待つ人チラホラ。
とかゆってる間に1000。いきなり列出来たわ、ピーク時には3列縦隊でシャッター前サークルの前まで伸びるわで、一同「マジで嫌になりそうだった」と思っていたそうだが、それ以上列が延びなかったのは、ひとえに売り子と混雑対応の手際の良さであった。行列折りの段取りの良さ、立ち読みがほとんどない（というより、見本誌をまわして立ち読みさせない）ところに加えて、コンビニか社員食堂のおばちゃんよろしく前の一人を一刀両断、返す刀で後ろの一人もバッサリの売り子。1冊買いの人なら所要時間5秒というコミュニケーションもなにもない状態だったが、最後尾でもおそらく待ち時間は15分となかっただろう。その分こちらの負担も大きいが、日鉄連とまるいひと社の多大なる協力（つーよりは協力が無いと即売会に参加できない完全個人経営の○急電鉄）のおかげで乗り切ることができた。
しかし売れ行きの読みは今回も外れた。新刊と既刊の比率に思ったより差が少なく、少なめに入れておいた既刊が昼過ぎにはなくなってしまい、3時前は新刊も弾切れ。ただ、人出からの完売予想は前回とほぼ同じということで読みどおりだった。それからふらっと買い物に行ったりしたが、天竺（西ホール。Go West）どころか東ホールの通路向こうにすら行く気力無しで、なーんも買わずに帰ってきた。1500には撤収の予定だったが、せっかくなんで20世紀最後のコミケ終了放送（絶対言うぞ、絶対）を聞きたいということでラストまでくっちゃべる事にした。
打ち上げとゆーより飯食いに
予想通りの終了アナウンスも終り、呑みに行こうとJR御茶ノ水へ。
せっかくパスネットで楽しよーと思ったのに、自動改札がババ混みで手回収のほうがガラガラというのも何か納得行かない。それにしても荷物でっけー！カート付きとは言えこんなもん悠長に持って歩く余裕は無し（って元気でも持って歩きたくない重さ）。でもってバテバテなので一番乗り換えで負担の少なそうな筋を選んだつもりで、有楽町線月島→都営大江戸線→本郷三丁目→丸の内線→御茶ノ水という経路なのだが…都営乗り換えなので別運賃、本郷三丁目駅じじゃ同じ駅名なのに駅同士が繋がってないので一旦外を歩かなくちゃいけなかったし、御茶ノ水は御茶ノ水で川を挿んで反対側だったし（しかもJRには「新御茶ノ水」のほうが近いというふざけっぷり）で、思いっきり不便で何もかも裏目だった。ちくしょう、怨んでやる。あらためて首都の路線網に計画性が無いことを実感する。せめて交差してるとこには駅作ってくれって。
で、御茶ノ水の白木屋で飲み食い。夏の計画などをくりながら1時間半ほど食っちゃべるが、おいらの帰りの新幹線もあるので早めに切り上げる。そこそこ食ってひとり2500円くらいか。まあ、こんなもんだろう。ちなみに他の4人はそのまま音ゲーしに行った。もはやマイスティックは常識らしい。
帰省ラッシュ
というわけで、東京から新幹線でGOGO！しかしだ、人多いっつーの!!きっぷうりばなんて行列っすよ行列！下りの新幹線なんて全部新大阪までしかいかねーっつーの！
さらに悪い予感はホームにまで引きずる。2本あとの2049発ひかり267号新大阪行き（新大阪までの最終ひかり）に狙いを定め、15番線へ。いやもうすんごい人。前に出るのぞみもほぼ満席で、やべやべやべっ!!と本気でビビる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
しかしまあ予想に反し、目標ひかりの自由席は未だかつて見たことがないほどガラガラ。1号車には10人ほどしか乗っておらず、しかもその半分が名古屋で降りた。いいのか?これでいいのか?とおもいつつも新横浜から三河安城までしっかりおネムであった。
まつりのあと
クソ思い荷物を背負い、鎖骨がと背骨がひん曲がりそうな思いをしながら売上があるんだからタクシー使えよこのバカ、と貧乏性の自分に悪態をつきつつ自転車で帰路につく。今回、買ったアイテムよりも頂いたアイテムのほうが多かったような気がする。皆さんありがとうとね。