99.8.30
怒濤の1ヶ月総まくりスペシャル
とうとう丸1ヶ月、日記のページを本気で更新しなかったバカ野郎は私です。
ということで1ヶ月分まとめて載せてしまおうというわけで、ほとんど記憶力の戦いとなるわけで。
それじゃどーぞ。
あ、今月だけは上から下に向かって記事が新しくなります。
怒濤のお盆前
さて、7月の最終週から個人で受けた仕事に手をつけはじめる。当初は7月中に終るはずであったが、進行が遅れているとかでとりあえず〆切はまだ先だ。で、帰宅後マイペースで作業する…はずであった。そう、はずだったのだ。
8月に入り、週が開けて勤務先は修羅場と化す。2000年問題の絡みもあって会社のコンピュータシステムを一新するのだが全く聞いていない仕様が発覚、データを総チェックする羽目になる。おまけに
使うのか使わんのかわからん作成依頼が各営業所から大量に、かつ一度に来たため私のいる部署は完全にパンク。連日帰宅したらあと30分で明日やんけ状態で、おまけに休日もしっかり出勤して盆休みまで休み無し(日曜日はさすがにTシャツ半パンにサンダルとゆーおおよそ仕事とは思えないいでたちであったが)。さらに8/11に更なる不具合が発覚してお盆休みも帳消しになる恐れが出てきた(8/13は絶対パスしたいところだが、それ以外は出勤になりかねない状況であった)。部長判断で休暇ナシは回避できたものの、自分の仕事のほうが滞りがちで盆明け発送ということで無理を言って延ばしってもらった1発目の〆切もかなりマズい。コ号作戦撤収は8/15の予定だが、本気で繰り上げになりそうな状況であった。
これを幸運と呼ぶべきか
8月第2週に入ると(前述した盆休み帳消しの危険性が出るまでは)比較的落ちついてきた。まだ明るいうちに退社できたので、「コ」号作戦と21日に結婚式出席で高知へ行くための切符を手配する。
金券屋で100円安い18きっぷを購入(残り4日分はすでに売約、清算済みである)。高知からの帰りは快速ムーンライト高知と決めていた。全車グリーン車なのだがこの時期だけ普通車が連結される。しかし1日分の18きっぷを入手していなかったため、普通に運賃を払ってグリーン車にのるはずであった(18きっぷは普通電車普通車のみのり放題。指定を取れば指定席でも使えるが、グリーン車や寝台は使えない)。で、全く期待せずに金券屋で聞いてみた。
「青春18きっぷのバラ売りあります?」(1券片5日分なので正確にはバラではない)
「はあ、あの、一日分だけ、っていうのなら残っているんですけど」
ビンゴー!というワケで間髪入れずに即GET。なんてツイてるんだ俺は!これを幸運と呼ばずになんて言おう!
…と、思っていた。21日に入線してきたML高知3号車を見るまでわ。

56 | 99.8.11〜12
「コ」56号作戦<出撃前夜〜出撃>
眠れない夜
8/11。帰宅してさっさと飯食って風呂入ったあと、コミケスペース用のPOP作りに入る。ブツは早め早めに作業しておいたおかげで問題無いのだが、それ以外は全く手付かずであった(厳密にはCG集はHTMLコンテンツを付けるつもりだったがさすがに無理だった)。Illustratorのバグかプリンタドライバのバグか、A3アートボードを用紙方向横で分割印刷しようとすると100%Illustratorがオチるというトラブルに泣かされ(結局アートボードを横にして用紙方向縦で出力)POPが完成したのが8/12、午前2時。それから仕事の続きをはじめて午前4時。指示書をよく見るとあとは簡単そうなので繰り上げ帰還しなくても何とかなりそうだ。始発電車は午前5時。いやあ、完徹だよー(笑)
眠れる昼
といっても、これは計算ずくである。往路は普通電車乗り放題の青春18きっぷ。東京まで9時間、乗り換えは実に7回。それさえ気をつければ睡眠時間だけは取り戻せるわけだ。というワケで起きたら終点のちょっと手前、という状態で合わせて7〜8時間は寝たと思う。ろくに休みも無しでおまけに徹夜明けなのに妙に元気だ(笑)。
横浜でなんとなく東急を使いたくなり、突然乗り換えを敢行。思えばこれが今日これからの予定を狂わせる元凶だった。
まず、遅い。首都圏の私鉄は例外もあるだろうがとにかくトロい。昭和に入ってから敷設された阪急京都線沿線で生まれ育った私にとって、このトロさはストレスが溜まる。車窓もフツーなので全く面白くなかった。てなことで渋谷に到着。あーだる。
知らない場所へたどり着く法
ここで荷物を置いて、あとでここに帰ってきて渋谷の東急ハンズへ行こうと思っていたのだがコインロッカーが少ない。駅ビル工事中ということで仕方がないと思うが、大荷物をもって井ノ頭線に乗るのも嫌なので、仕方なく新宿のいつものところに置くことにする。ここでも大きなロス。
京王に乗って布田へ向かう。神戸屋レストランに行ってみようという思惑だったのだが、詳しい場所をきちんと聞かなかった上に電話帳で調べたが載っておらず(実は別の市のページを引いていただけであった。そら載っとらんわ)、所在がわからないというミスが重なり、ぶらぶらと隣の調布駅まで歩いて電話帳でようやく所在を確認、徒歩で舞い戻るという大ロスをかます。もうまわりは真っ暗だ。のんびり味わっている場合じゃない(堪能はしたが<何を)。
本日やぶの先生によるコミケ前夜オフが催される。私は前述の修羅場のこともあって「行ければ連絡を入れる」と態度を保留していたのだが、この状況ではもう間に合わない。神田の書店街へ行くつもりだったがこちらもタイムアウト。とりあえず新宿へ戻って東急ハンズでちらっと買い物だけ済ませ、荷物を引き揚げて御徒町の格安カプセルにさっさともぐりこもうとするが、こちらも場所の下調べが不十分でたどり着くまで随分時間がかかった。道に迷うことはないが、所在がわからなければたどり着くはずがない。
ホテルは7月末にオープンしたばかりということできれいだった。今後の常宿になるのは間違いなさそうだ。
99.8.13
「コ」56号作戦<第一次攻撃>
あふれる「ゆりかもめ難民」
朝6時半に起床。吉野家で納豆定食を平らげ(関西の人間でも納豆が食える人は珍しくない。くさやが好きという人はさずがにあまりいないけど)、東京駅に荷物を置いて(置いてきたカバンのほうが軽かった)京葉線で新木場へ向かう。私が京葉線を好んで使うのは単にゆりかもめの乗車時間が長いのを嫌っているからなのだが、今回はもののみごとに裏目に出た。TWR新木場駅の切符売場は長蛇の列。改札制限以前にきっぷうりばで制限が入っている。列は構内を出て階段を降り、高架をくぐって向こう側で折り返し、こちらに帰ってきている。コミケ55でゆりかもめが止まったことへの不安感からか、大量の「難民」がこちらに流れてきたようだ。現在午前8時、サークル入場は9時で終了。改札に入ってから国際展示場駅まで10分、に国際展示場駅から入場口まで10分。40分で改札に入るのは微妙なところだ。タクシーは高くつく。バスはわからん。ということで残るは一つ、新木場駅前の交番に駆け込んだ。
「東雲までの道を教えてくれ」
TWRの隣の駅まで歩くことにした。50冊の本とフロッピーがいやに重い(いや、本当に重い)。
結局15分ほど歩いて東雲駅から乗車。曇天であったが蒸し暑く汗だく。サークル入場には楽勝で間に合った。えがったー。
まんぼうが「絵」を外しました!
準備中にこんなビラが配られる。要するに児童ポルノ法から実在しないこどもの「絵」を外したのは私たちです、という早い話が宣伝のようだ。まあ功績をアピールするのはいいが、裏面を見ると「コミケ、マンガ、アニメ、ゲームといったオタク文化を壊滅させるかもしれない」「あなたはコミケやマンガの危機に何かしましたか?何ができましたか?」などの誇張表現、活動に参加していない人たちを見下したような表現が鼻につく。こういった活動はできる人がやるべきであり、出来ない人、やらない人を批判してはいけないはず。コミケのカタログに表面だけが掲載され、こういうことを一生懸命やっている人がいるんだなと感心していたが、このビラで一気に萎えてしまった。表現の自由を守ったそうだが、このビラを見るかぎりでは守備範囲は思いのほか狭そうだ。
売り上げ予想大はずれ
スペースにはタケちゃん、ちょろP、BUBUさん、Haseさん、Y,Cさん(順不同のつもりが偶然50音順)がすでに準備作業にはいっていた。俺が最後。スペースの設営なんて誰一人知らないのでワケがわからんままにブースが出来上がる。後輩連中から凍らせたドリンクの差し入れをもらったのでみんなでありがたく頂戴しましたm(__)m
今回はじめて自前スペースが取れたわけで、売り上げも全体的にいいようだ。誤算だったのは「電車でD」が妙によく出ること。手に取って、それで買わなかった人は私の知るかぎりでは2〜3人。ブースの前で笑い崩れる人までいたとかでギャグ屋としてはしてやったりといったところだ。ということで昼過ぎには50部完売。知り合いから2冊の予約をもらっていたが、絶対余ると踏んでいたことで油断していて危うく予約分まで売ってしまうところであった。おかしい、なんでCGスペースなのにこんなもんが出るんだ^^;
レトラセット沈む
スクリーントーンとは商標名である。商標権をもつエセルテジャパン(旧レトラセットジャパン)が解散し、その後どうなったかはさっぱり聞かないのだが、Toolsのブースでコミックスクリーントーンの販売をやっていた。「電車でD」が好評なので一応準備だけしておこうと買いだめを目論む(10%アミをムチャクチャ使うからなぁ^^;)。しかし手にとってよく見ると、濃度はいつも通りやや薄め…これだけでも減点大…なのだが、網点の形や大きさが肉眼で見ても全く揃っていないため濃度ムラが激しく、まるでスクリーントーンから複版を起こしたようなもはや使い物にならない品質であった。ということで袋のノリが強く使いづらいという理由で敬遠してきたデザイントーンを買ったが、あとで別のブースでデリーターのトーンが6枚1000円で売っていたのはちょっとショックだった。どこにでも売っている物ではないが、原稿用紙はペンの引っ掛かりが少なく消しゴムをかけても毛羽立ちが比較的少ないので愛用している。
トーブくん、High!
15時ごろには撤収をはじめ、某氏の強い要望でアンミラでおやつして北関東義士邱へ向かうことにする。浅草から東武を使うわけだが、降りる駅しか聞いていない。特急が停まるのだが特急料金が運賃よりも高くつくのにとまどう。このあたり近鉄の特急料金設定は実にうまい(このくらいなら出してもいいかな、という絶妙な設定である)。一人なら待ち時間と所要時間を考え準急を使うか迷うところだが、今回は4人組で、アレなイベントの後で疲労困憊、選択の余地はない。高い料金を払って特急「りょうもう」赤城行の指定を取る。
で、トロい。ほぼ全線徐行している気分だが、これでも定刻運転なんだそうだ。特急といっても停まらないだけ。で、駅についてから北関東組の出迎えを受ける。うっちゃん、T_HAJOEさんと合流してカラオケに行ったり、義士邱でシーマンいじめたり。でも2時頃には寝た。健康的に不健康だ。
99.8.14
「コ」56号作戦<第ニ次攻撃準備>
雨男の功罪
朝から土砂降り。今日中に東京に戻ればよいわけで、午前中は義士邱でキャリバっていた。3Dは苦手というちょろPにいいように弄ばれる。とてもコンシュマーとは思えないグラフィクスで、これだけのためにDCを買ってしまいそうだったが私の貧乏にはかなわなかった。ざまあ見たまえ。
さて昼下がり。いよいよ東京へ舞い戻るため、Y,Cさんと一緒に途中までさぶろーさんに送ってもらった。しかしものすごい雨。ワイパーも全く役に立たないことしばしば。高速道路をくぐるアンダーパスも所々で冠水し通行止めになっている(1ヶ所クルマが沈んどったけどな(笑))。で、東北本線の駅まで降ろしてもらうはずだったのだが、河川増水のため運転見合わせときた。仕方が無いので「台風が来ても止まらない」東武の駅まで送ってもらった。さぶろーさんありがとうm(__)m
で、東武の準急で浅草へ。途中で渡る川のどれもが増水して今にも溢れんばかりだ。
浅草についてからY,Cさんと別れ、神田の書店街へ行ってみるがどこも盆休み。結局何一つやることが無く、御徒町駅にある何の変哲もない喜多方ラーメンを食って1日目と同じ宿に入る。
99.8.15
「コ」56号作戦<第ニ次攻撃>
マイナージャンルで1000部を掃くサークル
3日目。なんとか入手できたチケットで入場し、後輩のスペースを冷やかしに行く。「鉄道フーリガン」の次は「鉄道フェチ」。「マズいですよ、マジで鉄道ストーカー情報出さなあかんかもしれません」そらマズいやろやっぱし。ということで次は客レ(客車列車)だ、新幹線に機回しだとアホなことをくっちゃべる。
10時になり、開場と同時に東館へ向かう。避けたつもりは無いが、外周、しかもバカみたいに行列のできるサークルにはほとんどチェックが入っておらず実にスムーズに事が運んだ。結局買ったのは4冊(すくねーなー)、2時間足らずで西館に戻る。
後輩のスペースは常に人だかりができており、頒布物はいずれもが実に好調であった。「電車でD」ももともとこちらのジャンルだったことと搬入数が少ないということもあって昼過ぎには完売。東京湾で花火大会があるとかで混むといやなので早めに会場をあとにする。
雨男の功罪(回答編)
各地で災害をもたらし、犠牲者まで出した昨日までの雨が嘘のように晴れ上がった。というのも、後輩連中に同行していた当代随一の雨男が帰阪したかららしい。13日に低気圧とともに首都圏に上陸、箱根に泊まったらしいのだが、14日朝のあまりの荒天で箱根登山鉄道がとまって降りられなくなるのを恐れて早めに下山し、本人はその日のうちに帰阪。その途端天候は回復、本日に至るわけである。噂には聞いていたのだが、もはや単なる冗談では済まされない何とも恐ろしい話である。
秋葉を散歩
会場を早くあとにし、秋葉へ向かう。全フロアがレストランというビル(名前忘れちまったい)でトンカツ定食を食ったあと、秋葉を文字通り「散策」。用事があるわけではないのでぶらぶらと散歩していたというのが正直なところである。
ショップにはダンジョンキーパー2がすでに並んでいた。ここ1〜2ヶ月ほどショップから遠のいていたので全く気がつかなかったのでいきなりGETする気になっていたのだが、8月いっぱいは手一杯で遊べない、ポピュラス・ザ・ビギニングはまだ途中、バイオハザード2、いきなり無人島!?(けろりんさんのゲームね。本人が脱ぐわけではないが)は手付かずだ。ということで買ってもしかたがないと判断、諦めた。もっとも推奨スペックを見るとすでにウチの機械では辛いのだが。
すごいよ!カモノハシさん
さて、時間もきたので東京駅へ行き、荷物を引き揚げて新幹線ホームへ上がる。
それにしても構内放送がやかましい。多客時の安全確保というお題目はわかるが、ギャーギャーとあまりにしつこい放送は耳障りを通り越して騒音そのもの。マイクに向かって吹くホイッスルは不快どころか怒りすら覚える。JR東海は在来線の車内放送も「停車時間が大変短くなっています云々」としつこい。余計なお世話だ。特急料金を支払ってちょっとばかり優越感にひたるところか貨物扱いでコンテナに詰め込まれるような気分である。
さて、そんなこんなで700系新幹線が入線。ううむ、何度見てもお世辞にもかっこいいとはいえない。しかし不細工度ではE4系MAX2に軍配が上がる(計算上理想的な特性を持つ形状としてはじき出された形がアレなんだそうだが…技術者の正義を守るためにも止めるべきだっただろう(笑))あと一歩だ、がんばれ東海!
300系の間接照明と違ってこちらは直接照明。昼白色の蛍光燈を使っているのだろう、いやに明るい。500系の車体構造では天井スペースにどうしても圧迫感を感じるが、こちらはもろ箱型なのでゆとりは充分。揺れも騒音も少なく(さすがに270km/h運転は多少揺れるが0系程度の揺れかな)快適で、新横浜から三河安城まできっちり熟睡であった。
京都についてから700系から降りると、上りの500系が向こう側に入ってきた。やっぱあっちのほうがかっこいいや。
オチ
部屋に帰ると留守電が入っていた。「明日出てこれへん?」
いやだとかいう以前に自前の仕事がつまっているので、丁重にご辞退申し上げた。うまい具合にオチたな。
|
99.8.21
南国土佐へ
朝7:30起床。いつもよりも早起きだ。7月末からというもの一日だらだらできる日は皆無である。ま、死ぬほど忙しいわけでも命を削って仕事をしているわけでもないのでこんなものだろう。
阪急で梅田まで出てJRで新大阪、新幹線にのる。狙ったのは0系ウエストひかり。東海道では全廃が決まっているが、山陽ではまだ現役。とはいえひかり運用はこれだけではないだろうか。もっとも、普通車でも2+2の4列シートなのでそれなりに快適。入線10分前にホームに上がったのだが随分並んでおり、姫路を出た頃には自由席はほぼ満席であった。
1時間ほどで岡山に到着、特急南風に乗り換え。JR四国発足直後にデビューした世界初の振り子式気動車である。エンジンの音も高らかに車体をイン側へバンクさせて走る様は単車のそれに似ている。コーナリングスピードも一般車両より高いため実に気持ちがいい。直線は直線で120km/hほど出ているようだ。気動車の鈍重さはかけらもない。
昼過ぎに高知に到着、こっちにきている大学時代の友人に連絡を取り、昼飯をたかる(おい)。昨日までずっと天気が悪かったそうで、今日は久しぶりに晴れたとか。などなどで仕事中にも関わらずしっかり時間を潰させてもらい、その後式場へと向かう。
結婚するのは私のいちばん古い友人である。実に小学1年から高校卒業までの腐れ縁であった。ここ数年はせいぜい年賀状のやり取りだけであったが、結婚となれば話は別だ。
中学校の教師ということで、高知では有名なホテルの庭園で人前式。教え子がたくさん来ていたので、こういう式もうなずける。
いきなり行ったので披露宴は出席せず、2次会に顔を出す。小学校のころ、岩ゴロゴロの川の上流を探検して先生に怒られたり、廃屋に勝手に忍び込んで探検して先生に怒られたり、中学校のころプール掃除の日に水遊びして先生に怒られたりしたのが、いつの間にやら先生呼ばわりだ。しかも縁もゆかりもないバスケ部顧問と来た。昔から何も変わっていないだけに笑ってしまう。
2次会もおひらき、高知駅へと向かう。で、入線してきた帰りの足、ML高知。えー、いちばん後ろが1号車グリーン3列席、2号車グリーンカーペット席、我が3号車は青に白帯の…
げ、国鉄時代そのままの14系特急用客車。と言えば聞こえはいいが、まともなリクライニングも付いていない、シートピッチも狭い、昨今の快速電車かそれ以下だ。おまけにほぼ満席状態で、席を回してワンボックス占拠したり隣の席に足を伸ばしたりすらできない。これで一晩あかせってか。いや、一晩明かす以前にいつになく流し込んだアルコールとディーゼル臭、ヤワな足回りからくる不快な揺動のおかげで気分が悪くなり、トイレに駆け込む始末。寝たには寝たが、大阪に着いたときはへろへろであった。あとはかえって寝るだけ。安く済ませた満足感より、ケチらずグリーンにしとけばよかったという後悔のほうが大きかった。結局その日は昼まで寝てた。
99.8.23
買ってはいけない
話題の「買ってはいけない」を買った。一緒に「文藝春秋」も買った。
「買ってはいけない」、噂通りの毒説本だが、すこーし見方を変えて良く読んでみよう。おかしな記述が結構ある。
例えば「桃の天然水」では商品名のイメージとかけ離れて糖分が多すぎることを指摘している。それはそれでわかるのだが、「一日1.5リットル飲めば糖分摂取量は一日に必要な分の2倍を超える」…一日に3本も同じ物ばかり飲む人間はそうはいないと思うぞ^^;
それからキリンラガービール。遺伝仕組みかえを推進しているメーカーの製品で、しかも原料のコーンに組み替え食品が使われているからダメらしい。そもそも現段階では遺伝仕組みかえ食品の危険性はあくまで一部からの仮説であり、消費者にきちん選択できるよう表示を義務づけた段階である。しかしこの本では電磁波と環境ホルモン同様、完璧クロの危険物。おまけに「悪玉」コーンを使わない麦芽100%の「ビール職人」まで遺伝子組み替えを推進している企業の製品をすすめるわにはいかないと来た。いつの間にか問題がすり替えられてしまっている。
企業側の製品に対する安全性のアピールは「科学的根拠に乏しい」だのなんだのいう反面、「原因は○○にあると確信している」などと実に手前味噌な理屈。
本文中に「罪」という語句が頻発する。「彼は働き者だが大酒のみだ」「彼は大酒のみだが働き者だ」意味は同じだが、イメージは全く違う。ところがこの本では「彼は大酒のみだから有罪」と言っているようなもんだ。早い話がフェアじゃない。企業が消費者の無知につけこんでいると批判しているが、この本も同じだろう<と、文藝春秋に書いてあった^^;
鵜呑みにするには著者の主観が入りすぎていて危険だが、ツッコミを入れながら知識として吸収するのには充分楽しめる。国語の読解の練習にはにはもってこいだろう。え?だめ?
実はこの本のいちばん気に障った所は、価格設定だ(笑)。まさかこの装丁で1000円もするとは思わなかった。さらに消費税別!?硬派を謳うならせめて内税にして(T_T)
99.8.29
明和電機
勤務先で、大丸神戸で催される「明和電機百科展」のチケットをもらう。会社の女の子(あくまで同僚としてであるが。ホントに他意は無いんだってばさ)と行こうかなどと言っておったのだが肝心の約束をするのをすっかり忘れており、会期が月末までということもあって一人で行ってきた。まぬけだが、俺には一人がよく似あう。しかしそれはそれで困りものだ。
休日ということもあって人はそれなりに多かった。「やったもん勝ち」とはよく言ったもんだ、全く無意味な「製品」が並べられそれなりに楽しかった、それなりに。が、ただブツが並べられ、ごく簡単な説明文が付いているだけなのでどうにも食い足りない。詳しくは出版物があるので見てくれとも言わんばかりだが、2,800円はちと度胸がいる。グッズ類もどインフレ価格でパンフレットすら買う気力を無くした。結局会場にいたのは30分足らず。なんか拍子ぬけた。
東急ハンズでハンズメッセをやっているので立ち寄るが、とにかく私は貧乏だ。300円の時計を買って帰った。もうひとつ充実感に欠けるが、天気が良かったのでよしとしよう。日陰の空気が心地よい。もうじき単車乗りの血が騒ぐ季節、そろそろ整備をはじめねば。まずは4,200円のリアブレーキパッドを買う勇気を持たねば。
Home History Gallery Variety Labolatory Link Diary Profile